NEO-KAWAII, SOFYEE X CHAI

ネオカワイイ、SOFYEE×CHAI

「かわいいは正義」という日本のポップカルチャー界では、かわいいを象徴とし、作品を通じて自分の個性を伝えるアイドルがたくさんいます。

ネオカワイイ

それぞれの時代が、その時代の「かわいい」を定義してきました。今日、ますます美しさと関連している「かわいい」は、本来温かみのあるありふれた言葉である「かわいい」が生活から切り離されていることを、より明確に伝えています。KAWAIIを再定義することで、より多くの人々が「かわいい」の追求を取り戻すことができました。「すべての人のユニークな特徴は、それぞれが個性的な魅力を持っているため、「かわいい」と見なすことができます」と、日本の新しい女性パンクバンドCHAIが提案する「かわいい」の新しい定義は述べています。

CHAIをはじめ、地味な印象の4人は、ピンクのゆったりしたパジャマ姿で登場することが多い。

昨年から、新たな“NEOかわいい”スタイルを掲げ、アメリカを代表する音楽フェスティバルSXSWを制覇。その後もニューヨーク、シカゴ、シアトル、ポートランド、サンディエゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルスでミニアメリカツアー“The Tour of Japan”を開催。2012年に愛知県名古屋市で誕生したCHAIは、ロシアのジャム入り紅茶からその名をとった。

メンバーのカナは大学でロシア文学を学んでいた時、先生に日本のロシア料理店に連れて行かれ、この紅茶を体験した。その時の飲み方が可愛かったので、バンド名にした。リードボーカルのマナと双子の妹でギター兼ボーカルのカナ、そしてドラムのユナは高校の同級生だったが、大学時代にベースのユウキと3人でCHAIというロックバンドを結成した。

4人ともアイドル基準で言うほどイケメンというわけではなく、彼女たちの「かわいさ」の定義は、彼女たちが作った言葉「NEOかわいい」。彼女たちのウェブサイトには、「ニューかわいいとは、女の子はみんな生まれたときからかわいい、この世に愛らしくない女の子はいない、ありのままの自分でいるべきだ」という宣言文が載っている。

「人は誰しも悩みや問題を抱えている。でも大丈夫。それぞれの欠点こそが、私たちを形作っている」。CHAIは「何をしても声を届ける」というスローガンを掲げ、純粋なパンクスピリットを貫いている。典型的なJ-POPとは一線を画す彼女たちの音楽は、「男のこと」「鼻はみんな違ってみんな完璧」「私は私でみんなかわいい」「みんなの未来はいつも輝いていて素晴らしい」など、主流ではないストーリーやメッセージを発信している。昨年10月、CHAIは初のスタジオアルバム『PINK』をリリース。ヒットシングル「NEO」をはじめ、Basement Jaxx、Gorillaz、CSS、Tom Tom Clubなどのスタイルを踏襲した全11曲を収録。さらに注目すべきは、まだまだ未熟とも思えるCHAIのメンバーたちが、プロ並みのハイクオリティなパフォーマンスを披露していることだ。

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